老後の暮らし方と費用

定年を迎えた後の老後生活をどうするか。それによって必要になる資金も変われば、必要となる貯わえも変わってきます。それらをどうするか、参考になる情報をまとめました。

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老後の暮らし方と費用

老後のための貯蓄額とセカンドライフに必要な資金


2009年「家計調査報告(家計収支編)」によると、2人以上の世帯で高齢者のいる世帯(世帯主が60歳以上)の1ヶ月の家計収支は、支出が22万〜25万円程度、赤字は2万〜5万円程度となっています。


収入の柱は、公的年金。しかし、年金だけでは生活費は賄えず、貯蓄を取り崩したり、仕送りを受けて不足分を補っています。


人生90年時代、老後 資金はいったいいくら準備すればいいのでしょうか。また、充実したセカンドライフをおくるための老後資金には、何が何でも確保したい生活費、安心かつ充実した人生にするためにレジャー費用 や車の買い替え費用、住宅のリフォーム費用 、子どもへの援助資金などがあります。


60歳で定年退職する同い年のAさん夫妻(妻は専業主婦)を例に、老後に必要とする資金を計算してみましょう。使用する平均余命は、平成20年完全生命表を使いました。


生活費は、一般に (夫婦時代の生活費):現役時代の生活費×70〜80%×夫の平均余命 (妻だけの時代の生活費):現役時代の生活費×50%×夫と妻の平均余命の差のように、現在の生活費を基準に計算するのですが、今回は前述の25万円を使いました。


絶対に必要な生活費は8580万円。更に、住宅ローン残債を退職金で完済し、住居をバリアフリーにリフォームし、子供の結婚・住宅購入に応分の援助をして、趣味や旅行などもそこそこ楽しむ、などなど充実したセカンドライフをおくるために必要と思われる項目と費用を書き出したところ、総額は約1億2千万円になりました。以上の結果と受給する年金の差額が最低必要となる貯蓄額となります。


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